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医院方針
患者様の病気だけを診るのではなく、全体を見ながら治療を進めていきます
病気を診るだけにとどまらず、患者様の生活スタイルや人間関係、懐事情も伺いながら、全体を見て治療方針を決めていきます。
また、ご自宅の設備面から近所や家族とのつながり、介護保険などの状況まで、一通りを知らないと判断できないこともたくさんあります。たとえば、「デイサービスに行きにくい」と言う患者様からその理由を聞くと、「玄関に段差がある」ことがわかるなど、ケアマネージャーと連携することで解消できる部分も見えてきます。
特に、パーキンソン病などの神経難病は病気と向き合いながら、どうしたらよりよい生活を送れるかを大事にしていますので、環境を整えることが大事になってきます。家族だけでなく、ケアマネージャー、自治体などの力も必要になりますので、周りの方々にも協力をあおぎながら、一人ひとりの患者様に合った治療を進めていきます。
私について
神経内科の診療を得意とし、パーキンソン病などの神経難病にも対応しています
私が神経内科を選んだきっかけは、学生の時に、これからの高齢化社会から必要にされる分野と考えたからです。今でも生活習慣病などの内科疾患にとどまらず、脳神経系の診療にも力を入れ、パーキンソン病などの神経難病や脳梗塞の疑い・後遺症といった神経症状に対応しています。
パーキンソン病は、手足がふるえ動かしにくくなる、動作が鈍くなるなどの症状があり、その一つとして歩行時の足のすくみがあります。足が踏み出しにくくなるため、当クリニックでは、床にテープを貼ることで、歩きやすいように工夫をしています。目標が定まること(テープがあること)で、歩きにくさが改善されるという特徴があるからです。
神経難病は、現在でも原因がわからず、治療法の確立していない病気です。だからこそ、患者様やそのご家族の方々が「病気とどう折り合いを付けるか」「どう納得していくか」をサポートすることを大事にしています。
患者様への想い
患者様と対等な立場で信頼関係を築けるよう、時間の許す限りお話を聞きます
診療では、「この患者様にはどう説明するのが分かりやすいか」を短い時間で判断し、一人ひとりに合わせてお話をするよう心がけています。図や物を用いるのはもちろん、専門用語もなるべく使いません。そうしたことを当たり前に、患者様と信頼関係を築き、お互いを尊重し、リスペクトするような関係でいたい、と思っています。
信頼関係がなければ、治療はスムーズに進みません。医療とは、患者様と医師は対等な立場であり、医師は知識をもって診断した内容を伝え、それに患者様が納得すれば治療を行うもの、と考えているからです。
また、診察中にパソコンの画面ばかりを見ないで、患者様と向き合って時間の許す限りお話をするように努めています。そうすることで患者様の状況がよりよく分かり、改善の糸口が見えてくることもあります。